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天使になった日。

最期のバレンとの日記です。

7月23日。夜中から朝にかけて1時間おきに起きる。鼻が詰まって苦しくて寝れないのかも。
前日からおしっこが出ない。尿毒症がすごく心配。そのわりに黄疸は目立たない。とにかく真っ白で貧血がひどい。
ダメ元でステロイドも点滴に入れてみる。
この日は手を握って眠る。足先がとにかく冷たい。
あと1週間くらいかもなぁ、となんとなく考えてしまう。

7月24日。朝に水を飲ませようとシリンジを入れたけど口が全く動かない。とうとう水も飲めなくなっちゃった。
ここ数日はほぼ酸素室に入れたまま。お昼に目を開けたのでおしっこしたいのかもと思って試しにベランダに出してみたら
何日かぶりに立って歩こうとした!外の空気がおいしいのかな。夕方やっと一口薄めたポカリを飲む。
ずっと酸素室に入れていたけど夜はどうしても一緒の布団で寝たくて布団にペットシーツを敷いて添い寝。

明けて25日。一緒に朝まで寝ていたかったけど1時半頃から呼吸が辛そうになり体も熱い。
体力消耗して苦しいだろうなぁ。この日は1時半、3時、4時半とおしっこが出る。間隔が短いのがなんだか気になる。
今思えば体からいらないものを出して旅立つ準備をしていたのかも。結局息苦しそうで3時にまた酸素室に戻して寝かす。
ちょっと早かったけど5時半に点滴。鼻や口の周りを触ると嫌がるのに反応がほぼなくなってきた。
最近は見ているのが辛すぎてあえてバレンに近づこうとしなかった相方に「バレンに行ってきます、って言ってあげて。」とお願いする。今日明日がヤマかもと予感してしまった。

お昼2時頃いきなり目をぱっちり開けて体を起こそうとしたのでおしっこかな?と思って酸素室から出す。
でも出なくて、室内に戻そうと抱っこをした瞬間頭がぐにゃりと曲がって力が入らなくなった。
顔を見ると明らかに様子が今までと違っていた。目は開いているけど虚ろでたぶん見えていなかったと思う。
皮膚の触り心地も固くなってきた。いよいよかと覚悟した。

どうしてもすぐに室内に戻せず抱っこをしたままうちの中を一周した。リビングを一回りしてベランダに出て外を眺めさせた。ちょんことちびが寝ていた部屋に連れて行き、2匹に「バレンに今までありがとうって言ってね」と声をかけた。2匹はきょとんとしてたけど。
そのあと抱えたままゆっくり廊下を歩いて私の寝室に入った。
寝室のベランダには花やハーブの鉢を置いていたので「お花キレイだね。今日は風があるね。」たくさん話しかけた。
うちに来てくれてありがとう。もうそんなに頑張らなくていいからね。
頭部の皮膚が委縮したように感じた。朝より確実に小さくなった。
ずっと抱っこしていたかったけど口呼吸をして苦しそうだったので室内に戻す。

相方に『もう危ないかも』とラインする。
早めに帰って来てくれて早めの夕食をする。バレンはリビングのどの位置からでも見えるので気にしながらご飯を食べる。
片付け終えてバレンの顔を近くで見る。
舌が出て目もちょっと出ていた。慌てて相方と酸素室から出す。
お尻を見たらうんちが出ていた。

あぁ、いよいよか。

母を大声で呼ぶ。

3人でバレンを撫でながら「もういいよ、もう頑張らないでいいよ、行きなさい」と泣きながら声をかける。

何度か大きく呼吸をし、声も出さずにバレンは逝きました。   

時計を見たらちょうど18時30分。
室内から出してほんの数分でした。

これでやっと楽になれるね。
うんちも1ヵ月半ぶりに出たね。
流動食もほとんど飲めなかったのにたくさん出てすっきりしたね。
もうどこも痛くもないし苦しくもないんだよ。頑張ったね。


ちょんこが何かを感じたらしく様子を見に来る。
お尻をキレイに洗ってドライヤーをかけてバレンのベッドに寝かせました。
ただ寝てるような顔でした。
最後の夜も隣に布団を敷いてたくさん話しかけながら寝ました。
夜中に目が覚めて電気をつけたら元気だった頃の顔つきで寝ていました。
ほんとにただ眠ってるだけみたいな顔。可愛い。


翌日洗濯したての服を着せて大好きなおやつとおもちゃを持ってペット霊園へ。

不思議なことに火葬する直前の顔がとっても穏やかで気持ちよさそうに昼寝をしているような表情に変わったんです。
相方も母も「家にいたときと顔が違うね!変わったよね!」と言っていました。
あんなに顔も痩せていたのにまた元に戻ったようでした。
きっと私たちに「そんなに泣かないで。心配しないで。」って伝えたかったんだろうな~。
「大丈夫だよ、じゃあちょっと天国まで散歩行ってきまーす。」って言って旅立ったような雰囲気。
あの顔を見れて少しホッとしました。

お骨も立派で霊園のスタッフのおじさんに褒められました。
病気ばかりだったのに頑張って生きた証なのかもしれません。

帰ってきてからは部屋の中がとても広く感じるし、いつも寝ていた場所に居なくてまだまだ涙も出ます。

バレン、
本当によく頑張ったね。忍耐強くて、頑固で、一切ワガママなことをしなかった。
ちょっととぼけているのも可愛くて可愛くてしかたがなかった。
バレンはおかーちゃんの自慢の息子だよ。バレンにたくさん助けられたし学んだこともいっぱいあるよ。
うちの子になってくれてありがとうね。
愛してるよ、バレン。

天使
またね。







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保護された当時のバレン

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| ペット | 22:29 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ご報告。

先ほど18時30分にバレンが天国に旅立ちました。明日お別れしてきます。
心配していただいた方、ありがとうございました。

| ペット | 19:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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試行錯誤の介護生活。

バレンが寝たきりになってから犬の介護用品を調べることも多くなりました。
ここ数日でまた体力も落ち貧血も進んで頭を上げるのも大変です。
ネットで見た介護用アゴ乗せ枕はお高いのでタオルを重ねてみたりクッションを使っていたのですが。


ダイソーで300円だった枕。
これがバレンにぴったりハマった。
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ヨダレが出るのでティッシュでカバー。
ちなみにカバーを外して洗濯できるものは400円でしたが、サイズが合わなかったらもったいないので300円のにしました。
シリンジで水を飲ませるときも頭がぐらつかないので便利です。

ちなみに介護用品で販売されてた枕。
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私も寝てみたいほど気持ちよさそう・・。



そして寝たきりで困るのは床ずれ。
先住犬シーズーも骨と皮になるほど痩せた時は足の付け根が化膿してしまいました。
バレンはブレスエアーマット(ペット用と記載されてるものは高いけど赤ちゃん用だと少し安い。素材も大きさも同じなのに。)なので
マットは心配ないのですが前足の内側や股の蒸れ防止にタオルを丸めて抱かせていました。
これもペティオなんかで買うとお高いんですよね・・。メルカリで安く買おうか悩んでいたんですが。
imagesクッション
(画像借りました)
スティック型のクッションの代わりになるものないかなーと探していたらダイソーにありました!
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車用品コーナーにありました。シートの隙間を埋めるグッズらしいです。
軽いしメッシュ素材だし100円だから汚れても惜しくないし。
介護には時間も体力もお金もかかります。
安く代用できるならそれにこしたことはないじゃないか!と節約大好きな主婦は考えちゃうんですよね。

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この子の為に介護できる時間があるって幸せだなと思います。
少しでも楽に快適に過ごせるように試行錯誤中。

| ペット | 16:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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借りてみました酸素室。


頑張ってます。

ちょっとでも楽になるかな?と思い一週間前から酸素室をレンタルしました。
これがなかなかお安くないお値段でして・・。
契約金5千円、搬入設置5千円、返す時も5千円、レンタル料1日1,500円(一か月上限2万ちょい)
しかし入院させることを考えたら自宅で好きな時に酸素室に入れてあげれば安いもんだ。
なによりバレンの体が楽になれば。
(相方がレンタル店まで取りに行ってくれたので搬入設置費はかかりませんでした。)

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ちなみにテルコムというメーカーのものです。
電源を入れるとけっこううるさい・・。猫たちもびびって近寄りません。

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中に入ってる本人は聞こえてないのか気にならないようです。

先週、最後のつもりで北大に検査をしに行ってきました。
結果次第では今後の治療をどうするのか決めねばなりません。
車に乗せるのも検査を受けるのも負担になることはわかっていましたがこれが最後です。

結果は、数値自体は良くなっていました。
心配していた膵炎も十二指腸も治っていた。
でも食欲廃絶。
先生に言いたいことをすべて伝えました。
先生は頭を抱えておりました。
あまりにも悪いところが多すぎて、これをひとつひとつ原因を探るにはまた検査をしなくてはならない。
麻酔をかけてあちこち調べたらわかるかもしれない。
でも今のバレンにはそんな体力も残っていないし、そこまでする必要があるのかどうか。
原因がわかっても完治するのは無理。
こんなに頑張らせてもうこれ以上大変な思いをさせる必要はないと思う。
先生はすごく言葉を選んで私たちに説明してくれました。

検査をして「良くなってきているからこれからはこーゆー治療をしてみましょう!」と前向きな結果ならバレンにも
もう少し頑張ってもらうつもりだったけど。

もう病院でやってあげれることはないのだ。
私も先生と同じ意見だし、もうこれ以上無理はさせたくない。
脱水にならないよう自宅で毎日点滴して、緊急以外は病院に行くのはもうやめようと思います。

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自分から食べなくなって一か月以上がたちました。
うんちも2週間以上出てません。
大好きだったキャベツもヨーグルトもおやつも食べようとしてくれません。
普段あげないパンもお米もアイスも魚の煮つけも何もかも拒否。
何かコレだけは食べる!ってものがあればいいんだけどなぁ~。
参考にと思いありとあらゆる飼い主さんの闘病、介護ブログを見ました。
みんな大変だなぁ、でもわんこにゃんこたちは愛されてるなぁと。
そしてみなさん書いているのは「闘病している本人の前では泣かない!明るく過ごす!」
これって一番大事なのかも。
わかっているんだけどついついメソメソしてしまう。
この子たちはちゃんと人間の感情を理解しているんですよね。

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「そこいらの空気読めないニンゲンよりよっぽど理解しているんだぞ。」
そうね、ごめんね。

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流動食を食べさせると嫌がって汚すので赤ちゃん用のヨダレかけをつけてみました。

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「ヨダレかけじゃなくてスタイって今は言うんだぞ。」

自分で起き上がることはできなくなりましたが、まだ立っておしっこしようとします。
酸素室に入るようになってからちょっと(10歩くらいだけど)歩く時もあります。
流動食も1日10cc程度しか飲めなくてフラフラなのに。

動物ってスゴイなーと改めて思いました。
この子たちに学ばされることは日々あります。


これからは無理させず少しでも楽になるよう過ごしていこうと思います。

| ペット | 17:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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愛する家族。


現在のうちのバレン。
食欲不振になり3週間。あいかわらず何も一切食べようとしてくれません。水も飲みません。
もちろん毎日点滴。通院が大変なので最近は持ち帰って自宅で点滴してます。
最近気づいたのですがかかりつけの病院で点滴をしてもらうと1回4,000円ほど。
しかし自宅で私が点滴をすれば半分の費用で済みます。
どんなに愛情があっても治療費がかさむとやってあげたくてもできないこともあるとおもうんです。
時間や交通費なにより患者本人の負担を考えると自宅でできるのならやったほうがよい。
かわいい我が子に針をぶっ指すのは正直おっかないですが、慣れればなんとかなるものです。


強制愛情給餌も引き続き行っています。
しかし全く呑み込んでくれないことも多々あります。
ほんの5cc程度しか飲ませれないこともあります。
体重もこの3週間で1キロ落ちました。骨も浮いてきました。
今まで鼻が詰まるなんてことなかったのに、詰まって苦しくて寝れないんです。
加湿器を置いたり赤ちゃん用の鼻の吸引器を買って使ってみたりしていますがあまり変わりません。
床ずれにならないように2〜3時間ごとに寝返りをうたせます。持ち上げるたび力が入らない体がグニャリと曲がります。

かなり厳しいです。
体温も低いし震えは止まらない。
胆嚢粘液嚢腫は治る病気ではないです。
まして内科療法での改善はほぼ無理。でも手術もできない。手術しても術中や術後の死亡率が高い。
このままでも胆嚢破裂や腹膜炎になる可能性も高い。そうなるとものすごく痛くて苦しむことになる。

毎日頭の中で葛藤しています。
何をすれば一番この子のためになるのか。
毎日点滴してるけど、これもただ延命しているだけで苦しい時間を延ばしているだけなんじゃないのか。
吐き気がして食べたくないのに無理やり食べさせるのは拷問なんじゃないのか。
必死にこの子の為にと思ってやってることもただのエゴなんじゃないのか。
喋れたらどうしてほしいか教えてほしい。
悩んで泣いてまた悩んで頭が痛くなっての繰り返しです。
食欲増進剤も数日飲ませてみましたが何も変わらず。飲ませるときすごく嫌がるのでもうやめました。

食べれなくて痩せてフラフラなのにおしっこしたくなったらなんとか起き上がろうとしてトイレで用を足す姿を見ると涙が出ます。
もうそんなに頑張らなくていいんだよ。漏らしたっていいんだよ。誰も怒らないよ。

もうこの子に「ガンバレ!」なんて言えなくなってきました。だって十分頑張ってるんだもん。
今までだって何度も苦しい思いをしてきたのに、神様はいつまでこんな状況を続けるんでしょう。
なんでこの子ばかり。代われるものなら代わってあげたい。半分でもその辛さを分けてほしい。
きっとこんな経験している人はたくさんいるんだろうな。みんなどうやって決断しているんだろうな。


ああ、今日は特に落ち込みがひどいです。
私も寝不足のせいか体調を崩しております。
いかんいかん、しっかりせねば。

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おまえのその食欲と腹の肉をバレンに分けてやってほしいよ、ホント。

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あんたたちはずっと元気で長生きしなきゃね。



しばらくブログお休みするかもしれません。

| ペット | 20:24 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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